つげ櫛とはどんなものでしょうか

このページではつげ櫛の説明をしています。


  つげ櫛とは、つげの木を材料にした櫛のことです。
  「当たり前じゃないか、そんなこと言われなくとも解っているわ」と叱られそうなので、もう少し
  詳しく説明させていただきます。

  つげ櫛は原木から櫛になるまで、1年以上の手間ひまをかけています。

  つげ櫛は櫛職人が、その厳しい目で選りすぐった原木を用途に応じた大きさに製材し、半年以上
  乾燥させます。その乾燥させたものを、おがくずで10日程いぶし(魚の燻製を作る時を想像して
  ください。)、さらに半年以上材料を寝かせてやっと、材料の完成です。

  この材料を使って、一本ずつ手作りしていきます。
  櫛の歯を作る「歯挽(び)き」では、櫛の用途に合わせ、一本一本切れ目を入れていきます。
  髪のとおりをよくするために歯先をとがらせる「歯すり」、髪をといた時に櫛の通りを良くする
  ためです。これが狂うと良い櫛は出来ません。
  次に、櫛の形を整える「型どり」の後、パフ研磨で磨き、光沢を出します。簡単に主な工程を書き
  ましたが、実際の工程はこんなものではなく、ゆうに30を越えます。1つ1つの工程で職人の熟練
  の技が発揮されます。

  お解りいただけたでしょうか。櫛1つ作るのに1年以上もかかるのですよ。「値段が高いでしょう
  ね」「ええ高いですよ、だって1年以上も掛かっているのですから」と言いたいのですが、実際は
  どうでしょうか。ご自身で判断してください。

  でも最近つげの櫛って見かけなくなりましたよね。市中のお店で見つけるのは困難ですね。
  「どうしてでしょうか?」「そんな事、決ってるじゃないか、値段が高いからだよ」そうですかね、
  確かに、オートメーション化された工場で大量生産されるプラスチック製に比べ、つげ櫛は高い
  ですよね。果たしてそれだけでしょうか?

  私が思うのは、つげ櫛の良さは理、美容師さんのような専門家もよく解っていると思います。
  ただ、理、美容院で使用するもの、ホテル、旅館、ゴルフ場のお風呂等の備品、すべて言える
  ことですが、不特定多数の方が使用するものは、そのつどきれいに消毒しておく必要があるの
  です。


  残念ながら、つげは水につけるのはNGです。すなわち消毒液につけることができないのです。
  業務用で使えないとなると、自然と生産量が減ってくるのは当たり前のことです。
  一般の人にしても、普段見かけないもですから、つげ櫛の存在すら知らないのです。

  櫛やブラシは100円ショップで売っていますよね。安いものですが、個人で使うものは消毒の必要も
  ありません。ましてや、どなたでも毎日使うものですよね。ちょっとこだわってみませんか。
  確か発毛剤のコマーシャルだったと思いますが、「髪は長い友達と書く」というのがありましたが、本当に
  その通りです。

  つげ櫛は、使えば使うほど、その歯がなめらかになり、櫛当たりが良くなります。また、きれいな飴色に
  なってきます。10年も20年も使うことができるのですよ。使っている内、きっと愛着が湧いてきます。
  あなたも毎日使う櫛にこだわってみませんかそして、髪と長い友達になりませんか。

  つげ櫛を見てみようと思う方はこちら







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